2018年1月7日日曜日

書店から書店へ

1月4日
年始と仕事始めが離れている人もいれば近い人もいる。
年末年始の休みは6日間あったが、仕事始めの仕事は12月28日にしていたことの続き。
「大事なのは、慣れてしまわないことです。習慣は命とりになりかねません。たとえもう百回目でも、はじめて出会ったかのように一つひとつのものと対峙しなくてはなりません。何度目であっても、一度目でなければならないのです。そんなことがほとんど不可能だとは、私だって承知しています。でもそれが絶対のルールなのです。」(『最後の物たちの国で』ポール・オースター、柴田元幸(訳) 白水社)
そんなことは不可能だ。

1月6日
午前中、病院に行き検査を受け、渋谷の丸善ジュンク堂で妻と待ち合わせをする。その後、シブヤパブリッシングアンドブックセラーズに行き、お昼を食べて、代々木上原のロスパペロテスという古本屋へ。三店とも初めて行った。
渋谷の書店というと、大学受験の二次試験が終わったあとに、一緒に受験した同じ高校の友人と大盛堂書店に行ったことを思い出す。
大盛堂書店は、当時、今とは違う場所にあり、少し狭い入口を上の階へ昇ったが、私は当時、地方に住んでいたため、地元にはない大型書店に行くのが嬉しかった。友人は地方ではなかなか買うことができない雑誌を買い、飛行機の中で一緒に読んだ。
二次試験当日、東京は、ひどい寒さとかなりの積雪で、風邪をひいたことも思い出した。
今日は丸善ジュンク堂で『プライバシーの新理論』(ダニエル・J・ソローヴ 大谷卓史(訳) みすず書房)、『反教養の理論』(コンラート・パウル・リースマン 斎藤成夫/斎藤直樹(訳) 法政大学出版局)、『アメリカ研究大学の大学院』(阿曽沼明裕 名古屋大学出版会)を、ロスパペテロスで『資本主義を語る』(岩井克人 ちくま学芸文庫)を買った。

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